2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ずるい男。

生まれ変わったら、少しだけずるい男になろう。 居酒屋でいつもみたいに呑んだ帰り、私はつまんない男と別れてやたらと開放的で気分がよくて、ソウタがうちへ寄ってく?っていうから、寄っていってもいいかなと思った。それだけだ。電気をつけないとソウタの…

糸のようなもの

お酒を呑んだ時くらい、自分から抜け出せたら良いと思う。感覚が鈍くなったのか集中しているのか分からないけれど、酔いが、全身を細い糸のように変えている。そんな気がする。必要最低限な動きが、動きを担う筋繊維や骨が糸のように細いラインへ化けて、感…

連続する。

最近は、眠ると必ず夢をみる。 起きて数時間はそのことをあれこれ意味付けして考えていて、あぁまた変な夢みた……って憂鬱にな気持ちになったりもして、困りものです。そういう時はたまごサンド食べて元気を出す。駅でもコンビニでも何処で買うのでも、たまご…

また映画観る。

僕らのミライへ逆回転。 ビニールテープに段ボール。手作り大好き。文化祭で一番盛り上がる生徒だった。後夜祭はせつないけれど、皆との帰り道で語り合ったのが、一番の思い出です。そんな人におすすめ。監督ミシェル・ゴンドリー。 ラストの展開がベタなん…

ぐるりのこと。

ぐるりのこと。ある夫婦の、10年間の物語。 よく聞くじゃない。大切な人やものを失って、代わりに何かを得たとか。優しくなれたとか。また一つ大人になったとか。痛みが分かるようになったとか。 そんなことは、やっぱり無いと思う。 何も得たりしないよ。…

「ビアティチュード BEATITUDE」/やまだないと

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニング KC)作者: やまだないと出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/23メディア: コミック購入: 6人 クリック: 28回この商品を含むブログ (56件) を見る クボヅカ氏の腰にやられた。艶っぽい。 やまだないとさん、他…

情熱を堅くする。

いい仕事をするのは難しいことなんかなー。 仕事であんまり良い結果が出ないとこういう思考に陥り易くなりますわな。いい仕事ってのは、自分にとって理想的、という意味ではなく。着実で、真摯でいて、なおかつ長期的に価値を生む仕事。受け手と送り手の目線…

容疑者Xの献身

またしても今更ながら……「容疑者Xの献身」を観ましたよ。 公開当時はなかなか忙しいのもあり、観に行けてませんでした。ドラマは何話かを飛ばして見ており、短編は未読です。長編小説の本作だけは直木賞を受賞した頃に一度読んでいます。幸福なことに、これ…

ちかごろ

ラーメンズを観まくる。言葉遊びには、中毒性があるよね。 ある言葉に対して、似ている言葉を連想したり、イントネーションを変えると違う意味に聞こえてきたり、繰り返したり一文字抜いたり増やしたり、全く関係無い言葉を足したり、歌ってみたり全身で表し…

やっぱり側にいれる人間でないのだな、という思いばかり巡る。

遠い誰かのblogに載っていて、あらためて好きになった。 そのblog、とてもいい文体。 主語とか目的とかじゃなくて、文脈の裏に感情が包んであった。それが読んでいてとても良く分かる。柔らかいものの輪郭を、文字が並んで示してる。もう、読む方もお互いに…

私なりの「こうふく」を探して。

アメリを今更ながらに観た!アメリ [DVD]出版社/メーカー: パンド発売日: 2002/08/02メディア: DVD購入: 7人 クリック: 203回この商品を含むブログ (512件) を見る ものすっごく良い映画やないの!好みの物語要素をあらゆる方向から刺激してくれるわ。なんで…

自分の仕事をつくる。

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)作者: 西村佳哲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 609回この商品を含むブログ (91件) を見る 合理的であること、生産的であること、無駄がなく効率的に行われることを良しとす…

痛みのフィルター。

人は、鈍くなるのではないと思う。 経験を重ねて、知識を積上げて、周囲にフィルターが出来ていくのだと。無関心に、心落ち着かせて、水がただ流れるように、あるがままの自分を保つ為に。沈黙して、決して軽はずみな事は言わない。周囲の人のイメージに染ま…

こころ

電話がきた。 大学の友人に、不幸があった。その家族に悲しいことがあった。 彼女と以前付き合っていた男の子は、今とても静かでいる。今日だって、私と普通に話していたんだ。 これから何度、こういう気分になるんだろうね。これから何度。 何度もあるのだ…

私なりに、映画の感想をちゃんと言おうと思う。

今日は池袋で、知り合いの出ている映画を観る。*個人的な感想なので隠します。

ポジとネガに等しく価値はあるのか。

なんとなく思い付いたので、メモ。

別に好きでもない人だよ、きっと。

なんとなくこの返事は違うかなぁとメールを推敲してる自分とか。 相手の「本当は話したいこと」を想像して、自分からの返事の良し悪しを決めたりとか。 そして、(これは深い意味とか無いよ、いうなればサービスだよ、きっと)とか言い訳みたいなことを自分…

夜があけるー。

いかん、いかんよ、何かのストレスなのか? 熟睡しないのは、何か原因がありそうなんだけど……うん? とりあえず買ったもの。センセイの鞄作者: 川上弘美出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2001/06/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 138回この商品を含む…

自分が比較的正常だと思っているけど。

どうにもそうじゃないらしい。 私が腹を立てる多くの事は、私以外の人々にとっては取るに足らない事のようだ。薄汚れたハンカチしか持っていなくて、その手が不潔か清潔か自分じゃ判断もできないのに、この肉には火が通っているのか?厨房の衛生管理はどうな…

「たぶんこれだ」を、信じる。

どんな仕事も技術も、長く続けていればそれなりの形にはなる。 慣れと経験を積み上げて、想定できる範囲が広がって、時間が技術を肉体へ変えるからだ。たぶんそれはどの世界でもそうなのだろうと思う。音楽の世界も数学の世界も、販売も開発も、いかに速く泳…