2010-01-01から1年間の記事一覧

9月の観測室

夜風の匂いが変わって、秋が背中から触れてきた。 僕がこの観測室での仕事を始めてから、もう半年近くになる。毎日規則正しく天文台までの坂道を昇り、陽の動きや星の流れを記録し、そうして坂道を降りていく。太陽と月が変わらず巡るように、僕の仕事も変わ…

「助ける」と「救う」

善なるもの、というのは、とても危ういバランスの上に成り立っている。 何を良しとするか。その選択をするだけでも、人生なんかでは時間がまったく足りない。 何が善いとされるか。その評価は無限に解が存在する、ブラックボックスの中の鏡越しの方程式。 そ…

今日という日はどっちだ。

またしばらく、ちょこちょこ書き始めるつもりです。 続くかなー。分からないけれど。 この時間帯は、明日と今日が混じり合う気がする。 昨日の延長戦、今日のスタートダッシュ。

若者のすべて

擦りむいた まま 僕は そっと 歩き出して ひとりの人の声だ。この人だけの声だ。それがとてもよく分かる。 安らかに。

見直しは必要。

何を振り返ろうというのだろう。

わが星

「わが星」を読み終える。わが星作者: 柴幸男出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/04メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見る 地球の誕生から消滅までをめぐる物語が、団地にくらす少女の日常にかさなりあう、現代口語ブレイクビ…

この街から、この町に。

・2月末に引っ越しをした。 住んでいる場所を変えるのは何度目だろう。新しく歩く街の、どの通りもどのお店もその一つ一つが、とても新鮮で、子どもみたいに覗き込んではニヤニヤする。八百屋も肉屋も魚屋も、洒落たレストランも地元の洋食屋も、センスの良…

ニュートラルな心境。

初めて下北沢へ。

新しい年のご挨拶を。

あけましておめでとうございます。 といっても、もう12日になってしまいましたが……。 今年も様々な物語を楽しみつつ、考察しつつ、いろんなことを想像して生きていきます。 読んで頂いた方にも、今年も新しい物語との出会いがありますように。