また映画観る。

 僕らのミライへ逆回転
 ビニールテープに段ボール。手作り大好き。文化祭で一番盛り上がる生徒だった。後夜祭はせつないけれど、皆との帰り道で語り合ったのが、一番の思い出です。そんな人におすすめ。監督ミシェル・ゴンドリー
 ラストの展開がベタなんだけれど、どうしょうもなく大好きだわ。あんまりあそこまで幸せになれない。映画だけれど、みんな何処かで冷めてしまって、ね。なのに、それを笑えてグッとくる映画にしてみせたミシェル・ゴンドリーを見習おうと思う。皆が幸せでいいじゃんよー、と。というかベタとか前衛的とかもうどうでも良いね、望むことが素直に叶うってどんなに気持ちのいい事だろう、と思いました。
 ひとりがずっと幸せでいることより、街の住人達がみんな今夜だけ幸福になれるんなら、そっちの方がだんぜん素敵なことだわ。いいなぁ、この映画。この幸福な雰囲気。後味の良さ。人生の充実。
 ちょっと泣きそうになった。瞳が潤んだ。そんな経験をした人とは、良い友達になれます。そんな映画です。