人間世界は悉く舞台です

 今日は親友の誕生日。

 彼も物語とか小説が好きで、一緒に大学で脚本を学んだ仲。お互い今も書き続けている。
 書けば書く程に「人生」が分かっていくような気がするし、もっと底が深いと知ってしまって、分かっているのはほんの一部なのだなと、思い直したりする。けれど、やっぱり書くのは楽しい。知ることは楽しい。分からなくなっても、その先があることが分かる。つまり、生きていくのは楽しい。
 ってな内容のお祝いをメールで書いたら、返事が来て、
 「うむ、くるしゅうない」。
 彼と気が合うのは、お互いに傾き過ぎないように、真面目と遊びのバランスが取れているからだろうなぁと思う。
 ありがとう。

 読み終えた。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 「思考の整理学」/外山滋比古
 タイトルやら何やらで、なんとなく手に取るタイミングを逃している人も多いのかなぁ。読んでみるとすらすらページが進んで、一気に読んだ。そして、気になる所を読み返して、これとこれはやってみよう、と実際試すことに。とりあえず、メモの取り方が今まで下手だったと気付いたので、我流から離れてこの本の通りに従ってみようと思う。良い所は拾ってみて、合わなければ変えていこう。
 こんな具合に堅苦しく考える本では決して無くて、けれど言っていることは思索のコアの部分で、読み易くてかつ密度がある教養書。知らない方法論や考え方を拾うように読むのも良いと思うし、幾つか自分の中に似た考え方があったので、同じように考えてる人が居たんだーと、普通に嬉しくなる部分もあった。勉強したというより、読んでいて楽しかった。少し不思議だね。たぶん、言葉遣いが優しいからかなーと思う。

 てな訳で、新しい手帳(日記兼用)と、ノートを買う。
 お気に入りの道具は、持ち歩いているだけでも、なんだか嬉しい。