こんなことを書くとは。

思わなかった。


何があるか分からない世界は、続いているのだと実感した。
一つのことから世界はよく、こんな形をしているのだろうと思われるけれど、
その先、そう、いつもどんなものにも、その先があるのだ。
今日は、その先、を見た気がした。


生きていることは、何かを探し続けることだけど、
いつのまにか皆、落ち着く場所を探してしまう。
自転車で何処まで行けるだろうとか、海を泳いでいったらアメリカに着くんだろうとか、
この電車で東京へ自分は向かうんだ、とか。
それぞれの思いはいつのまにか擦り切れていって、たどり着ける所まで行こう、帰り道が見えるうちに、
そう姿を変え始める。


人生には折り返し地点があるのだろうか?
行ったら、あとは戻るのだろうか?
何処を折り返す?何を目印にして?


それを決めるのは、ひとりひとり。
折り返したと思っていても、そうでなくても、その先があること、それは同じなのだと知った。

三日月

三日月