家族の姿
連続で映画を観る。
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ペネロピは豚の鼻をしてても、最初からかなり可愛く見えてしまった……。皆びっくりし過ぎだなーとか、物語のお約束を崩すようなことばかり考えてしまう。呪いが解ける理由とか、DVDパッケージ裏のあらすじに不満とか、いろいろ思うところはあるけど。あの鼻触りたいー。エドワードへ向けた手紙も良かった。優しい娘のお話だったなー。
ダージリン急行は3兄弟のスピリチュアル旅行のお話。ウェス・アンダーソンの映画は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」とこれしかまだ観ていないけれど、やっぱり家族の不和や不機能がテーマなんだなーと思ってしまう。そういうの好きなんだろうね、扱うの。お父さんお母さんに何処か欠点とも特徴ともとれる役割を当てはめて、その不思議な家庭に普通に暮らす子ども達、という設定に共感する。
自分の家庭が変わってないなんて、絶対には言い切れない。確かめようが無いものなんだけどね。辛いスプレーのシーンも良かったんだけど、一番は走る列車に三人が飛び乗る所。なんか、列車とか、人生とか、乗るとか降りるとか、そういうものの裏側から何かを感じ取ろうとする映画に出来ていたよ。旅に出たくなる。
自分に向けられたものであろうと、誰かに向けられたものであろうと、良い言葉や思いは残さなくてはならない。それが映像になって、音楽になって、身近に再生できることは素敵。苦労して映画を撮るのも、苦労して脚本を書くのも、全てはその素敵さの為。
生きていると、苦しいことが無いとは言えない。でも、帳消しにするくらいには、たぶん出来るんだよ。