最善を選ぶ必要性。

 僕らは最善を選ぶべきだ。
 ベターな選択肢というのは常にある。いわゆる、折り合いをつける、という奴だ。
 しかしそのベターな選択肢には罠があって、それは、決して僕らを最善へは導かない。
 できたかもしれない、もっとも素晴らしい世界。もっとも素晴らしい感動体験。
 それらはベターな正解を選んだ瞬間に、僕らの前から姿を消す。
 選べるものは、常にひとつ。それは変化しない。だから僕らは最善を選ぶべきだ。