ストーリーと、キャラってつまり

 今日、シナリオ関係の講義を受けながら、キャラクターの大事さを改めて考えた。物語では、「キャラクター(主格)の魅力」と「テーマ性」と「葛藤」と「ストーリーへの引力」が同じような枠組みに入る。「ストーリー」自体は、物語が完成してから俯瞰で見てみると見えてくる道筋、くらいにしか意味は無いのかもしれない。そんな気がしてきた。
 評論したり、分析したり、そういう時は「ストーリー」から入って、登場人物やその人に立ちはだかる様々な局面など、全体>細部へと考えていくけど、物語そのものを作り出す時は、細部、それも「登場人物のキャラクター性」「作者のさせたい、目的意識」から組み立てて、最後に全体である「ストーリー」が完成する。そんな気がしてきた。
 必要以上に「ストーリーとは何か?」と考えていくと、分析はできても組み立ては難しい。キャラクターが積み重なってストーリーができているのが正しいとすれば、「ストーリー」とは全体の総称でしかなくて、一つも創造的な言葉では無いのかもしれない。

 シナ講、ちょっとまとまりきらず、見合わせ中です。ごめんなさい。もう少ししたらまとめて出します。