祭りとは何の為にあるのか。

夏も近づくと考えるのはお祭りのこと。
そう、エアコンでもプールでも夏休みでも一夏の出会いでもなく、祭り。
だって、それこそ夏のメインイベントじゃないですか!
出店とか、浴衣とか、うちわとか。激しさも夏の一面ではありますが、その反対もすばらしいんだ。
そういう、まとまった夏の雰囲気を全身にで感じて、ちょっとノスタルジーになるのが夏じゃないすか!
個人的にはそう思う。夏の扉は、ノスタルジアの世界へ通じているはず。

でも、祭りは何のため、誰の為にあるのだろう。誰かひとりが主役だったりするのだろうか。
おそらくは、誰のためのものでもあって、ひとりひとりのものでしかないのが、祭り体験なのだろうと、思う。
無くなったら、そりゃ祭りで商売してる人とか、ノスタルジーを欲している人間からすれば嫌がられるかもしれないけど、
実際、祭りが一度や二度無くても人は生きていける。でも欲しい。できれば毎年やっていて欲しい。

何処かの街で、誰かが企画してくれた祭りに勝手に参加するのは、よくよく考えれば失礼かもしれない。
でも、そんな器の狭いやつらが祭りを始めたりしないので、そんなことは無いのだけど。
どうして、こんなに楽しいイベントが、始まったんだろう。
祭りを続けたいと大勢が思っている間は、物語を書き続けていて良い気がする。