コウチ君が何処からか拾ってきた種が芽を出した。 コウチ君はそれはそれはその芽を大事に育てたそうだ。雨の日は傘をさしに、風の日は囲いをして、日に日に伸びていくにんじんの芽を、毎日眺めて暮らしていた。 ある日、隣家の牛飼いのアルトさんがかごにジ…
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