つくりだす

 わけわからんものを創るにはどうしたら良いんだー。
 いきなり変なことを言うと困りますよね、すみません。新しくストーリーを練っていると、どうしても既存のものから脱却できていないような気がして、何かの繰り返し焼き直しのような気がして、ふと「よくわからないもの」に触れたいと思ってしまいます。
 完全なランダムでもなく、モチーフや記号や暗喩やその他「見た事有るもの」を外していき、かつ何かを見出せそうなポテンシャルは潤沢に蓄えられているような「アイデア」。うーん、そんなんあるんかなー。「よくわからないもの」って、歳をとるとどんどん減るのか?それとも視界から外れていくのか? 何処かにあるんだろうか。違う宇宙の違う世界の、違う文化の文脈で考えたからこそ出てくるような価値観。
 夏の日差しの強い道路で、羽の綺麗な蝶を見た。光の加減で色や模様がゆらゆらと変化していた。これは、イメージを得るヒントのような気がする。
 光って不思議だ。その存在自体も、それが与える万物への影響の強さも。こういう不思議を探っていくと、答えに近づくのかな。