袋小路の男。
読み終えた。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/15
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (86件) を見る
「人付き合い」なのか「恋愛」なのか。やっぱり好きな相手のことを、「人付き合い」の延長として捉えられないから、「恋愛」は「病的」なのだと思う。知り合った友達や仕事の同僚をドラマティックな相手だとは、やっぱり思わないもの。
何かが「人付き合い」という実態を、ごまかしてしまう。見えなくしてしまう。
それを奇跡や運命といった言葉では、ちょっと簡単すぎる気がする。美化している、というほど強調されていなくて、でも、自分の人生に関わるくらいの大きな出来事、だとは感じている。なんだろう。
私も支配されている一人だとは、思う。こういう話、読んでいて楽しいんだもの。