できるだけ正しく勝負をしたい。

もめ事が始まるといつも思う。
お互いの正しさや間違いは、結局明らかにはならない。どちらが気付いて手を付け始めても、いつも、途中のどこかで諦められてしまう。
争いを起こすのはとても簡単にできてしまう。でも、それに纏わる全てを清算するのは、どうしてこんなに難しく思えるのだろう。
戦う価値はあったはずだ。
でも最後にはそうして、真相はとてもつまらないものへ変わる。

だから、できるだけ争いごとを起してはならないのだ。争いごとは割りに合わない。争いごとは何も生まない。
争いごとは価値があったはずの全てを、ただ虚しくさせる。

僕は戦い方を学ばなければならない。
価値を産む戦い方が、この世界のどこかには必ずある。
必ずあるのだから。